「ベスト・オブ・ブリード(Best of Breed)とスイート(Suite)」の基礎知識と運用方法
目次
ベスト・オブ・ブリード(Best of Breed)とは、一社のシステムベンダーのスイート(Suite)製品(総合された機能がパッケージ化された製品)ではなく、 業務や機能ごとに製品を組み合わ「ベスト・オブ・ブリード(Best of Breed)とスイート(Suite)」についてせたシステム構成のこと をいいます。
「ベスト・オブ・ブリード(Best of Breed)とスイート(Suite)」について
具体的にプロジェクト型ビジネスで言えば、 工数管理・販売管理・外注購買管理・経費精算・顧客管理など個別のシステムを業務として活用し、財務会計へ一方通行的に組み合わせて使うような手法 です。
「ベスト・オブ・ブリード、ベスト・オブ・スイート(統合製品)」に向けた運用について
ベスト・オブ・ブリードがよいか、ベスト・オブ・スイート(統合製品)がよいかは賛否両論あります。
統合製品で統一すると開発工数の削減につながり、始めからスイートとして設計されたものであれば、全体最適を考慮したビジネスプロセスを実現しやすいと言えます。
これまでは基本業務に集中しており、カスタマイズを意識しなければ各業種に特化したスイート(統合)製品が中心でした。
- スイート(統合)製品のメリット
例えばプロジェクト軸・取引先軸・部門軸・担当者軸など、スイート(統合)製品ならではの軸での先読み予測データを取得することができる
- スイート(統合)製品のデメリット
ビジネスモデル上、パッケージ製品が多く、安価にカスタマイズできない、導入する際の価格が高い
最近トレンドのsaas形式で提供されている製品は少ないのが現状です。今後、Webサービスをベースとして個別のシステムは連携技術が肝になると予想しています。
最近では、個別システムの連携機能を活用してベスト・オブ・ブリード的なシステム構築が有利になることが予想されます。saas型の個別システムのテクノロジーも重要ですが、業務を知り尽くしたサービス会社が生まれてくることを望みたいと思います。
監修:古谷 幸治
上場企業CFO。不動産デベロッパー・建設業・CM映像制作業を経て、2002年にITパッケージシステム会社「エンプレックス」に参画し取締役CFOに就任。2016年、大手芸能プロダクションの経営企画を経て株式会社プロジェクト・イノベーションを設立。不動産建設業の会計知識を土台に、映像制作・ソフトウェア開発/SI・ITサービス業での経営管理経験から「プロジェクト管理会計」の手法を体系化。コンサルティング先は200社超。