アベイラブル(非稼働)期間の過ごし方

2023/03/08 収支管理 古谷 幸治
アベイラブル(非稼働)期間の過ごし方

人的稼働中心の会社では、どこの会社もアベイラブル稼働について議論されていると思います。

本稿では、アベイラブル稼働についてお話をしたいと思います。

アベイラブル(非稼働)期間を過ごす際におさえておきたいポイント

先日、元大手コンサルティング会社ヒューマンリソース部門出身で、現在は人材に関するコンサルティングをされている女性(Aさん)と情報交換をさせていただきました。

「アベイラブル」とは、大手コンサルティング会社で活用されているキーワードです。

辞書的な意味は、「すぐに利用できる」「手が空いている」などです。

この状態の間、いつでも次のプロジェクトに参加できるように社内向けの仕事や自己学習の時間に充てることができます。

「このプロジェクトに参加するまで2ヶ月ほどアベイラブルしていました。」というように用いられます。

コンサルティングファームでは、プロジェクトに参画していない期間を「アベイラブル期間」と呼んでいます。

このアベイラブル期間は、過ごし方次第で望むキャリアを大きく引き寄せるチャンスにもなります。

Aさんは次のように述べています。

「アベイラブル期間中、以下に挙げるように動けば、理想のキャリアや人生に近づくというのではないか。」

多くの場合、精神的に疲弊した後のフォロー期間、つまり「リハビリ期間」として過ごされます。

HR部門として、各コンサルタントが自身の能力や成果を向上させるために、どのように過ごせば良いのかを明確に示す必要があります。

アベイラブル期間は通常2~3週間であり、長くても1か月程度が一般的です。その理由は、プロジェクトが月初めに開始されることが多く、その前月にアサイン面談が行われることが多いためです。

実際にアベイラブル経験のある同僚に当時何をしていたのかを聞いてみました。以下のように、これまで掘り下げて体系的に学べていなかったことを学ぶ方が多いことが分かりました。

  1. プログラミングなど新しい技術の取得
  2. クラウドソーシングなどの副業を通じて、これまで関わってこなかった業界の考え方や知識の習得
  3. 語学の勉強
  4. プレゼンテーション資料のデザイン力向上
  5. 簿記・会計の知識の吸収

アベイラブル期間は、忙しいコンサルタントが自身の人生やキャリアを見つめなおす良い機会だと思います。

せっかくの機会を無駄にしないように、今回紹介した過ごし方を参考にしていただければ幸いです。

以上、アベイラブル期間を過ごす際におさえておきたいポイントをご紹介いたしました。

古谷 幸治

監修:古谷 幸治

公認会計士。大手監査法人、M&Aアドバイザリーファーム、外資系証券会社を経て独立。会計監査、買収合併の会計監査、IPO支援、内部監査支援を経験。証券会社では、上場・未上場企業双方の資金調達、合併買収の実行支援、財務モデルの構築からバリュエーションまで幅広く担当。キャピタルマーケットの経験を活かし、CFO経験も有する。

古谷公認会計士・税理士事務所