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赤字プロジェクトをなくすには?今からでも遅くない「プロジェクト会計」

今回のテーマである「プロジェクト会計」は、企業運営における「会計」業務の中の管理会計領域にあり、プロジェクト毎の収支や原価を管理する会計業務です。

「プロジェクト会計」を適切に運用することによって、収益性のあるプロジェクトや、反対に赤字リスクのあるプロジェクトをなくしていくことができます。本稿では「プロジェクト会計」の概要や運用することで得られる効果について解説していきます。

プロジェクト会計とは?

企業運営における「会計」業務には、「財務会計」と「管理会計」があり、以下のように分類されます。

財務会計:企業会計原則に基づいて作成され、株主や金融機関といった外部に公表することが目的

管理会計:決まったルールは存在せず、企業内の予算管理や原価管理などで構成されており、経営分析や事業分析に用いる事が目的

今回のテーマである「プロジェクト会計」は、管理会計領域にあり、プロジェクト毎の収支や原価を管理する会計業務です。主に、企業が保有するリソース(人・物・金)の投資判断や赤字プロジェクトを未然に防ぐことを目的としています。

「プロジェクト会計」を適切に運用することによって、収益性のあるプロジェクトや反対に赤字リスクのあるプロジェクトを浮き彫りにすることができます。

ITサービス業界におけるプロジェクト管理

システム開発やウェブ制作などのITサービス業界では、「プロジェクト管理」という言葉が広く一般的に知られています。この「プロジェクト管理」の中には、課題管理・タスク管理・進捗管理・工数管理といった様々な管理業務が存在します。

全ては「決められた品質・予算・納期でプロジェクトを完遂する」という目的のために運用されるべき管理業務になります。プロジェクト会計もいわば、プロジェクト管理の中の一つの要素であり、プロジェクト収支の予実管理業務である、と言い換えることができます。

ITサービス業界においては、予算のほとんどが人的リソースに割り当てられるのが一般的です。そのため、人的リソースに紐づく原価を適切に管理し、プロジェクトの進捗状態に応じて予算状況を正確に把握しながら要員コントロールをしてくことが重要となります。

品質・予算・納期をバランス良く理想的な状態で着地させることは至難の業です。日々のタスクに追われてしまい、蓋を開けてみたら赤字になっていた、といった経験は誰しもに思い当たるものではないでしょうか?

プロジェクト会計における主な管理項目

プロジェクト会計で特に重要となるのは「原価」です。以下では参考として、一般的に用いられる「費目別計算における原価要素の分類」を原価計算基準より抜粋してご紹介します。

直接材料費

製造業において商品を製造するために直接的にかかった材料費を指します。主要材料費(原料費)、購入部品費が該当します。

直接労務費

製造ラインに投じた人件費など、商品を製造するにあたって直接的にかかる労務費を指します。

直接経費

外注加工費など、商品を製造するにあたって直接的にかかる経費を指します。

間接材料費

直接的ではないにしろ、商品を製造するにあたって不可欠な材料費を指します。補助材料費、工場消耗品費、消耗工具器具備品費が該当します。

間接労務費

賞与や福利費など製造には無関係なところで人材にかかった費用を指します。間接作業賃金、間接工賃金、手待賃金、休業賃金、給料、従業員賞与手当、退職給与引当金繰入額、福利費(健康保険料負担金等)が該当します。

間接経費

機械設備の減価償却費など、商品の製造に間接的に関わる費用を指します。福利施設負担額、厚生費、減価償却費、賃借料、保険料、修繕料、電力料、ガス代、水道料、租税公課、旅費交通費、通信費、保管料、たな卸減耗費、雑費が該当します。

引用:原価計算基準

「原価計算基準」は、財務諸表を作成するにあたって正確な原価情報を管理するために設けられた基準です。あくまで基準ですので、必ずしもこれに準拠する必要はなく、会社の事業運営に適合するように原価計算を取り入れていくことなります。

プロジェクト会計を通して得られる効果

プロジェクト会計によって、プロジェクトにかかる原価がより正確に管理されます。その結果、今まで可視化されていなかった「原価の無駄」を客観的に把握する事ができるようになります。

たとえば、「人件費」であれば、運営中のプロジェクトを組織を横断して管理することで、人員の配置方針が適切になっているか?を常にモニタリングすることができます。それにより、過剰要員となっているプロジェクトから、進捗状況が思わしくないプロジェクトに要員を補填するといった、全体最適化を図れます。その結果、着実に赤字プロジェクトをなくしていくことができます。

さらに、プロジェクト会計で管理された数値を蓄積していくことで、より精度の高い見積もり提案や予算編成を実施することが可能となります。現在進行中のプロジェクトの利益を最大化するだけでなく、適切な運用をしていくことで、将来の利益を最大化する副次的効果もプロジェクト会計を通して得られます。

シンプルにはじめられるプロジェクト会計クラウド

LEEAD(リード)はプロジェクト会計業務に特化したクラウドサービスです。

プロジェクト毎の売上・人件費・外注費・経費・稼働工数といった数値情報をプロジェクト毎に紐づけて管理することで、赤字プロジェクトの未然防止や要員配分の最適化を行うことができます。

また、「LEEAD」はプロジェクト運営における現場課題をすくい上げて作られたサービスです。例えば、既存のプロジェクト収支管理業務が抱えている以下のような課題を「LEEAD」が解決へと導きます。

  1. 独自フォーマットでのプロジェクト原価計算や管理が手間である

プロジェクト毎の収支情報を構造化するには、数式が完備されているエクセルやスプレッドシートでの管理が必要です。そのため、属人作業に陥りやすい業務になる傾向があります。しかし、「LEEAD」を使うことによって、独自のフォーマット作成や面倒な管理から解放され、誰でも簡単に収支管理をはじめることができます。

  1. 数値情報の整理が煩雑なため、レポート作成に時間がかかる

要員再配置などのリソース最適化の判断には、プロジェクトの状況を説明するレポート作成が必要です。「LEEAD」なら数値情報の収集から計算、グラフの作成、レポートでの報告・共有といった、一連の業務をワンストップで実行することが可能になります。

  1. 部署・チームを横断しての数値情報集約が難しい

数値情報がさまざまな部署やチームに散らばっていることがあり、情報の集約がしづらいということがあります。しかし、情報を一か所に集約することで、部署・チームを横断したプロジェクト状況を分析することが可能になります。

初期費用 0 円、30日間の無料お試し期間の中で、まずはプロジェクト会計をお試しいただける環境を LEEAD(リード)は提供しています。現状の収支管理方法では限界だと感じている方、今からでも遅くはありません。是非導入を検討してみてください。